2021年 03月 24日
2021年はじめての販売のお仕事 |
コロナの影響で昨年は、レッスンもなくなり、演奏の仕事も全部なかった中、すごく時間ができて・・かねてより好きだったハープを販売する好機になったのでした。
おかげさまで購入してくださる方がおり、まったくご縁がなかったハープの関係の方と知り合う機会が増えました。なかなか好調なのです。そしてかなり楽しいのです。
パキスタンの工房にototsubuharpモデルを作ってもらって、届いたものをメンテナンスして販売しているわけですが・・
このビジネスのスタート地点に立っている今。大事と実感したことをメモ書き代わりに記録しておこうと思い、久しぶりにブログを更新します。
恋人でも友人でも家族でも同じだと思いますが、お互いにいたわりあい、大事にし合える存在というのは最強だということ。大事にしてくれる人は相手も大事にしようと思うものだし、「大事にしたい」という思いはいろいろなトラブルや行き違いがあっても、長い目で見ていくと物も人もスキルも育みあえるし、それがまた絆になっていくということを実感しています。
なるべく安く作らせて、安く販売しよう。「値段」で勝負する世界もあるのでしょうけれども、ハープに関していえばそれは的はずれということ。
ハープを購入したい人は、「やさしさ・おもいやり・愛・癒し」というようなものを求めている人が多いし、私が提供したいと思っているものも、まさにそれなわけだし。利益を出すのは必要だけれども、利益の出すために何かを売るというのはまったく興味がわかない。
直接やりとりをしているパキスタンの工房のオーナー本人もそうだけれども、そこで働く人たち、その家族、あるいは材木関係者、ハープの材料である樹木、それを伐採する人、運搬する人・・このハープが出来上がるまで携わるいろいろな人たち・・その樹木が育つ大地も、このビジネス、私のこのハープを作って、販売することで、関係する人たちみんなによりよく作用しますように。関係する場みんなが調和し癒されるはたらきとなりますように。
「暮らしにやさしい音色を」というフレーズでスタートしているototsubu harp 。その想いからぶれたら意味がない。というかそんなのは成立しない。
音色というのは楽器というのは、物理的にこう作ったらこう響くという単純なものではない。音楽はエネルギーなのだから。
「暮らしにやさしく響く」ototsubuharpがもっともっと本物になっていけますように。「やさしさの波」が浸透していきますように。
2021年3月24日
芹澤朋
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by futatsunotsuki
| 2021-03-24 14:28
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